C-ENGINEの中長期研究インターンシップ
C-ENGINEとは
研究インターンシップの実施組織である産学協働イノベーション人材育成協議会の略称です。日本のリーディング企業31社と17 大学で構成されている組織で、奈良女子大学は平成28 年度から会員となり活動に加わっています。したがって、この研究インターンシップは大学公認として位置づけられ、キャリア開発支援本部が最も重視している取組です。
研究インターンシップに参加するには
インターンシップのプロセスはケースバイケースですが、だいたい下記のような流れで進められます。順番が入れかわることもよくあります。プロセス図解
- 産学協働イノベーション人材育成協議会のサイトで「新規アカウントの登録」をする。 →参加企業のインターンシップのテーマを見ることができます。
- 興味のあるインターンシップテーマや企業について調べ、また、インターンシップの実際について、キャリア開発支援本部(G棟4階G406)のコーディネーターに質問するなどして、疑問を解消する。また、自分がインターンシップに何を求めているか、考えを整理する。
- (タイミングが合えば)C-ENGINEの会員企業が集まる「学生と企業の交流会」や企業見学会などのイベントに参加する。
- 自分自身のインターンシップへの思いが明確になってきたら、研究室の指導教員にその旨を伝え、インターンシップの参加時期や期間について相談し、許可を得る。
- 応募書類を準備する。履歴書、研究概要(A4用紙1~2枚)
- 企業への問い合わせ、応募書類の提出、面談のセットアップ等はコーディネーターが担当する。
- 企業と学生、コーディネーターによる面談を実施する。
- 面談後にインターンシップ受け入れが成立した場合、実現に向けた契約や計画立案を、主に企業とコーディネーターで行う。
- 学生は指導教員に面談結果を報告し、研究との両立に向けて指導を受ける。また、事前にできる学習について企業に問い合わせたり、インターンシップに向けての準備や、実施中の報告書式や、注意事項等についてコーディネーターと確認作業を行う。
書式
長期インターンシップとは(本プログラムは終了しました)
ポストドクター・キャリア開発事業による長期インターンシッププログラムは終了しました。
事後評価では最も高い「S」評価をいただきました。
就職への第一関門であると同時に、キャリアパスの多様化を図るための制度です。本学の事業参加ポストドクターのみを対象とし、3~4カ月程度、企業等へ派遣します。派遣期間中は大学が雇用し、規程に基づいた経済支援を行います。
事業参加ポストドクターの定義
下記の要件を満たす人で、奈良女子大学(以下「本学」という)男女共同参画推進機構キャリア開発支援本部が参加を承認した人
1.博士号取得者または満期退学者で、安定した職についていない40歳未満の女性
※他大学、他研究機関等に所属している人も参加できます(学位取得機関は問わない)
※平成25年3月に博士号取得または満期退学見込みの人も参加できます
参考資料:文部科学省平成24年度「ポストドクター・キャリア開発事業」公募要領
(http://www.jst.go.jp/shincho/24koubo/youryou/jinzaiQAver2.pdf の5ページ)
2.企業や団体(NPO、NGO、自治体、博物館)等への就職を希望し、本学のキャリア開発プログラムに参加したうえで、企業や団体での3~4カ月程度のインターンシップに従事可能な方。
3.同じ事業を実施している、他機関(大学)でのインターンシップ制度を利用した方は応募できません。
- なお、本学を卒業または修了された40歳以上のポストドクターの方は、長期インターンシップ派遣に関して文部科学省経費とは別途の支援を行います。詳細は、キャリア開発支援本部にお問い合わせ下さい。
派遣審査応募書類
1) 履歴書(メールアドレスを明記)
2) 出身大学発行の卒業証明書、修了証明書 *
3) 事業参加申請書(応募様式1) *
4) 研究履歴(応募様式2)
5) インターンシップへの抱負(応募様式3)
次の(ア)~(オ)についてA4判2枚程度にまとめた文章
(ア)自分にとってふさわしいと感じる将来の仕事・働き方
(イ)その仕事で達成したいこと
(ウ)自分の研究の紹介
(エ)自分の強みと研究の過程やそれ以外の場面で習得した転用可能な能力
(オ)インターンシップ先、就職先確保のために自分でできること
6)外国籍の方は在留資格カードの写し(両面)
*本学で博士学位を取得(見込)、満期退学(見込)の方は2)3)の書類は不要です
派遣審査
応募者は「インターンシップへの抱負」についてプレゼンテーションを行います。審査はキャリア開発支援本部の教員と外部PD評価員が行います。
インターンシップ準備期間(CDPDとして雇用)
審査合格者はインターンシップ派遣開始までの期間、本学の研究員(CDPD)として雇用します。勤務時間は週2時間です。交通費は別途支給します。
派遣までに満たすべき要件
- 自己分析セミナーの受講修了(プロフィールシートの作成終了)
- 関連講義科目(大学院GP関連科目、ワークスタイルセミナー、キャリアセミナー=ビジネススキル、職業能力開発、国際貢献の3種類) について各1コマ以上、計6コマ以上の履修 (注)CDPDとして雇用される前でも事業参加登録をすればセミナーの履修は可能
派遣先の決定
審査合格者は体験したい仕事内容を決め、キャリア開発支援本部のサポートで企業等の受け入れ先を確保して、派遣中の活動計画を立てます。
インターンシップ期間(CDPD-Iとして雇用)
インターンシップ派遣期間中は、本学の研究員(CDPD-I)として改めて雇用します。勤務時間は、短時間勤務の場合:週18時間~週30時間、フルタイム勤務の場合:週38.75時間です。交通費は別途支給します。
派遣中
毎週、「インターンシップ活動報告」をキャリアコーディネーターに提出します。
派遣終了後
「活動報告書」を提出します。