平成29年度(C-ENGINE研究インターンシップ)

  • 専攻・学年 生活工学共同 M1
    受入先事業内容 電力技術・経済の研究・調査・試験・総合調整
    受入期間 2017/7/18 ~ 9/8
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    修士研究で「勤労者の睡眠実測調査」を計画していたので、電中研が電気事業従事者のヒューマンファクターについて研究をしていることに、とても興味を持ちました。また、研究所での仕事の進め方や研究設備を見学し、社会での研究のあり方について学びたいと思い、インターンシップに応募しました。
    睡眠とヒューマンエラーには密接な関連があるため、電気事 業従事者の睡眠実態を明らかにするというテーマを設定していただき、アンケートを実施させてもらうことになりました。受け入れ先の部署の方々と議論し、発表資料を決定後、その結果を技術交流コースにて回答協力者に対して報告しました。また、他部署との打ち合わせに同行させて頂いたり、研究設備の見学や研究内容の情報交換を行いました。自身の修士研究のブラッシュアップができ、研究者として研究の進め方・実施する研究の世の中への貢献度の位置づけの重要性を学びました
    修士課程を修了した後、自分が何をしたいか、どういう風に研究をしたいか、に関して考えるきっかけとなったことも大きな収穫でした。
    長期のインターンシップは研究室との兼ね合いから悩むと思いますが、もし行きたいと思ったのなら不安に負けず行動してみてください。応援しています。

  • 専攻・学年 物理科学 M1
    受入先事業内容 計測機器等の製作
    受入期間 2017/8/9 ~ 10/13
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    アルバイトで検査機械に触れる経験があったので、計測機 に興器味を持ち、このテーマに応募しました。また、自分の学んでいることがどのように社会に活かすことができるのか、考える機会にしたいと考えました。
    長期のインターンということで、次世代センサー開発の立ち上げの部分に関わらせていただくことができました。ガラスの溶融実験や、作成したガラスの分析結果についての考察など、実際の開発の流れの一部を経験しました。自分の抱いていた会社でのものづくりとのイメージとは大きく違い、商品のアイデアから実際の形になるまで、開発の方が自分の手ですべて作りあげていることに驚きました。チャレンジすることに非常に前向きな姿勢で開 発されており、様々な新商品のアイデアを生み出していることに 圧倒されました。実際に会社での業務に触れて、化学系の企業の中でも物質の構造や反応の機構について考察する場面があり、自身の専攻で身につけた論理的に物事を考える力を社会で活かすことができそうだと感じました。 長期のインターンということで、なかなか参加しようと決心するのは難しいかもしれません。しかし、普通の短期のインターンでは決してできない経験ができます。実際の企業の業務に学生のうちに触れることができるというのは、自身の将来を考えるうえでとても大きなヒントになると思います。

  • 専攻・学年 物理科学 M1
    受入先事業内容 電機システム
    受入期間 2017/9/11 〜 10/13
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    きっかけは、企業での研究開発を現場体験し、見識を深めるとともに、自分の専門である物理をどう生かせるか学べるチャンスと考えたからです。
    大学で放射線の勉強をしている中で、放射線の医学応用に関心を持ち、放射線治療装置の開発に取り組まれている受け入れ先企業のインターンシップに参加を希望しました。
    今回インターンシップに参加して大きな二つの学びがありました。
    一つは作る側で要求される知識です。大学での実験ではあまり意識せずに使っている部分の性質や原理などを学ぶことができました。
    もう一つは大学の研究との違いです。コスト意識など企業での仕事の進め方や、決められた就業時間での時間の使い方などを、現場で体感することができました。厳しい情報管理や安全意識については大学でも実践したいと思います。担当の方が、不明な点に対して詳しく説明してくださり、丁寧に指導していただけたので様々な事を学ぶことができました。実社会で活躍している企業の研究者の方々と交流出来た事で、視野を広げることもでき、今後の人生においても実りの多い経験になりました。

  • 専攻・学年 生活工学共同 M1
    受入先事業内容 繊維事業
    受入期間 2017/10/2 ~ 11/02
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    企業の研究と大学の研究の違いを知りたいと考えました。また、自身の研究の知見を広げるため、企業の糸に関する研究に触れたいと思い、参加しようと決意しました。
    インターンシップは、“安全”についての講習・ミーティングに参加することから始まりました。企業では社員の“安全 ”を第一としており、“安全”に対する意識の高さを実感しました。続いて、実作業見学・体験、糸物性の測定・評価をさせて頂き、その結果を基に糸の構造について考察し、レポートとしてまとめました。
    紡糸(糸を製造する)作業の見学では、スケールの大きさが大変印象的であり、作業や物性評価を通じて、どのように糸構造が変化しているのかをより理解を深めることが出来ました。さらに、職場の様子や社員さん方とのお話から、企業と大学とでは研究のスピード感が大きく違うこと、また、実習のまとめを通じて研究内容をまとめる力、分かり易く人に伝える力の重要性を学び、今後は実験計画力、文章力などをつける努力が必要だと感じました。
    1ヶ月間、糸の研究を肌で感じて、繊維の研究の面白さを改めて 感じ、自身の研究に対するモチベーションが上がりました。また、単に結果を追い求めるのではなく、結果を人に分かり易く伝えることが出来るよう工夫することを意識するようになりました。

  • 専攻・学年 共生自然科学 D2
    受入先事業内容 製薬事業
    受入期間 2017/10/13〜12/13
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    自分の専門分野である“コロイド・界面化学 ”を企 業での研究活動に活かすことはできるのか?基礎研 究は商品開発にどのように 役立つのか?という疑問を解消するため、インターンシップに参加しました。
    商品のコンセプトを自ら考え、目的の商品を作成するための処方の検討や評価方法の提案を行いました。一連の流れを考えることは大変難しい課題でしたが、“ 研究成果が商品に反映される感覚 ” を理解することができました。世の中のニーズを知り、 それに対して商品を提案するという “ ゼロからイチをつくる ” ことは企業の開発研究のなかでも大変な部分だと感じました。
    インターンシップを通して、自分の研究をそのまま企業での研究に活かすことは難しいかもしれないけど、研究を通して学んだ “ 物事に対する考え方 ” はどこにいっても活きると思いました。 また、自分の専門分野に限らず、広い視野をもって日々勉強を積み重ねることが必要不可欠であると感じました。
    インターンシップは、自分の研究を広い視野でみることができるようになったり、今まで以上に研究に対するやりがいやモチベーションが上がる良い経験だと思います。研究とインターンシップの両立は大変かもしれませんが、それ以上に得られることが沢山あるはずです。ぜひトライしてみてください!

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