平成28年度(C-ENGINE研究インターンシップ)

  • 専攻・学年 比較文化学 D3
    受入先事業内容 建築・開発事業
    受入期間 平成28年 9月 15日〜 平成28年 12月14日
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    約3か月間、サテライト型インターンシップを行いました。インターン期間中、毎週月曜日に週報(全13回)を提出し、受け入れ先のまちづくり勉強会で中間報告(10月24日)、最終報告(12月14日)を行いました。最終報告では、K市のまちづくりをグリーンツーリズムの視点で調査した内容を発表しました。
    K市では、人口の約20倍の観光客が訪れますがその多くは日帰り客であり、市民の憩う場所が都市部になくなっています。K市の中心街である海側の地域に比較して、北区・西区といったK市の郊外では少子高齢化が 進行し、神鉄などの公共交通網の維持が困難になってきています。そこで、北区・西区の経済活動の活性化に向けた農業振興策のひとつである農業体験型ツーリズムの場でもある就農者支援施設や、ツーリズムの拠 点となる歴史・文化的施設のひとつである茅葺民家の実情について調査およびヒアリングを実施し、これらをもとに検討した新たなまちづくりの方向性について発表し、続いて討議が行われました。
    分野が全く異なるにもかかわらず、受け入れ先では温かく迎えていただき、大変うれしく思いました。インターンシップを通じてアドバイスをいただく中で、考えをかたちにすることをためらわないことが、次の進化を早くすると気付けた点が大きな成果でした。

  • 専攻・学年 物理科学 M1
    受入先事業内容 エレクトロニクス関連製品 画像材料、情報材料などの製造・販売
    受入期間 平成28年 9月 29日 〜 平成28年 11月25日
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    インターンシップへの参加を希望したのは、企業での研究開発はどこをどう意識してなされているのか、現場に飛び込むことにより理解したかったということと、専門が理論物理であるため、実際に物質にふれ、視野を広げることで自己の研究の方針や将来性について深く考えたかったためです。
    約2ヶ月間、受け入れ先の事業開発本部技術研究所でインターンシップに参加し、目標以上の成果が得られたと思います。「ニーズをつかみ、いい製品を作っていくためにいろいろな情報を取り入れるためアンテナを広げておくこと」が大切だということを学びました。また、開発を通して物性を考えることの面白さを再確認し、普段の研究に対するモチベーションが上がったことや、実験結果の報告をしていく中で、物理学のさらなる理解とそれを分かりやすく説明する力が必要だということにも気づくことができました。
    これらの気づきと、沢山の尊敬すべき方々との出会いにより、自分が目指す人物像が掴めてきました。理想像を認識し、目指すことにより、普段の大学での生活でもおのずと、これらのことを意識して行動することが多くなり、以前よりも人として成長できたように感じています。

  • 専攻・学年 物理科学 M1
    受入先事業内容 建築・開発事業
    受入期間 平成28年 11月 7日〜 平成28年 11月 18日
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    実験やディスカッションに参加し、多くのことを得ました。ブレインストーミングでは自らも発言し、これからの社会の流れを予想して考えを豊かにしていく必要性を学びました。来年度の戦略レビューやグループリーダー 会議を見学し、戦略レビューでは、議論が進む中で、研究者はどのように自分の提案を通すのかということを 中心に学び、グループリーダー会議では、企業のあるべき姿について考えました。
    また、企業と大学の研究室 の違いを知る機会にもなりました。企業の研究者は利益を求めなくてはなりませんが、自分のやりたいことを自由に発言でき、1人1人が明確な目標を持って自分の個性を出して楽しみながら働いていることが非常に印象的でした。さらに、東京本店や建築現場、JAXAとの共同研究の様子を見学し、技術研究所以外の場でも1人1人が自由に考えて働いている様子を感じ取ることができました。
    事前に「未来を見据えた研究をしている企業の取り組みを積極的に学び、自分の研究への活力とする。
    また、社会を肌で感じながら将来について考え、視野を広げる機会とする」という目的を揚げていました。この期間を通して、専門的なことを仕事とした研究者を目の当たりにし、今進めている研究をもっと続けて進めたいという意欲が強くなりました。今までよりも視野が広がり、今後の進路に向けて、よい刺激が得られたと思っています。

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