平成30年度(C-ENGINE研究インターンシップ)

  • 専攻・学年 数学 M2
    受入先事業内容 情報通信関連事業
    受入期間 2018/7/25〜9/3
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    将来数学の知識を活用できる仕事に就きたいと考え、職について調べていた際データ分析に興味を持ちました。データ分析業務に携わりたいという気持ちはあるが、プログラミングの実務経験がないため不安を抱いていました。また、数学は幅広い分野で活用されているとよく耳にするが実際に、現実社会において数学がどのように活用されているのか興味がありました。
    2018年5月に開催された「学生と企業の交流会」に参加したことをきっかけに受け入れ先企業を知り、インターシップのテーマにデータ分析があり、実際に働いている方々とお話をし、データ分析について理解を深めたいと考え応募をしました。
    インターシップの内容は、工場で生産されている商品の異常を以前は人が目視によって判断をしていたものを自動化するものでした。
    自身の考えていることをプログラムに起こすことに苦労しましたが、それと同時に現実社会と数学の結びつきを多く感じ、理論の重要性を痛感しました。インターシップにも関わらず電話会議やセミナー参加など多くの事に挑戦させて頂きました。また期間中は寮生活をしながら新入社員の方とお話をする機会が多くあり、他部署の方々の仕事内容そして会社の生の雰囲気を味わうことができました。
    興味を持ったらまずは駄目もとでも挑戦することが大切だと思います。異なる環境に身を置くことで新たな見聞が広がりそれが自分自身の将来へと繋がっていくと感じます。

  • 専攻・学年 数物科学(数物連携) M1
    受入先事業内容 インターネット関連サービス
    受入期間 2018/9/10〜10/5
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    私の専攻している数学でどんなことができるのかと、興味をもってくれたことも動機のひとつでした。インターンシップでは実際にコーディングをして動くシステムを提案するところまでを行いました。ひとつの形にするところまで持って行けたことはとても自信になりましたし、プログラミング・情報基礎といった知識や技術として持って帰れるものがたくさんありました。
    また今回はチームで開発をしましたが1ヵ月の間でこんなにも他人と議論をしたことはないといえるくらい真剣にチームワークということを学びました。自分の専攻やできることにあまりこだわりすぎず、おもしろそうと思えば思い切って飛びこんでみてもいいと思います。

  • 専攻・学年 数物科学(物理学) M1
    受入先事業内容 インターネット関連サービス
    受入期間 2018/9/10〜10/5
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    C-ENGINEの交流会で画像処理による作業の最適化の話に興味を持ち、プログラミングの知識を問わないとのことだったため、応募を決意しました。
    倉庫作業の見学、画像処理と情報処理に関するプログラムの作成等、課題にはチームで取り組みました。全員が扱ったことのない言語でプログラムを作ることになり、期間とメンバーの様子や知識から自分は情報収集やデータの整理などを中心に取り組みました。
    この1ヵ月で、研究と社会との間には同じ考え方が必要でも、その具体的な方法や使える時間、取り組みへの感覚などが大きく違ったように感じました。それを「学生のうち」に実感できたのが良かったです。研究室との兼ね合いもありますが、おすすめです!

  • 専攻・学年 共生自然科学 D2
    受入先事業内容 基礎化学品、機能性化学品事業
    受入期間 2018/10/1〜11/29
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    アカデミックな研究だけでなく、企業の研究でも自分の知識や経験を活かしたいと思い、参加させていただきました。
    インターンシップでは、洗浄力の向上を目的としたポリマーの合成と洗浄力評価を行いました。洗浄率はポリマーの添加により向上し、その効果を実感しました。洗浄率を系統的に調べることで性能を上げるための分子設計はできても、メカニズムは複雑で、考察に苦労しました。企業の研究では、基礎物性よりも性能を重視する点で大学とのギャップはありましたが、基礎の部分がさらに解明できれば今以上の高性能な製品の開発に繋がると思いました。だからこそ基礎研究の重要さを感じ、これからの研究に対するモチベーションが上がりました。
    また、バックグラウンドの異なる方たちと関わることで幅広い知識や考え方を共有でき、ディスカッションの大切さを学びました。日常のコミュニケーションが社内の雰囲気や研究成果にも繋がると思いました。与えられた時間内で実験とデータの考察をすることは大変でしたが、界面化学専門の立場からのアプローチも取り入れながらまとめることができました。
    長期のインターンシップに挑戦することをお勧めします。大学での研究との両立は大変でしたが、どちらも継続して取り組むことで自分の研究にも活きる部分があり、充実した2か月間でした。社会の経験はもちろん、研究に対する視野が広がる良い機会になると思います。

  • 専攻・学年 複合現象科学 D2
    受入先事業内容 情報通信関連事業
    受入期間 2018/10/10〜11/9
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    大学と企業で行われている研究の違いはなにか、自分の能力は企業ではどのように役立てられるのかを学生の間に知っておきたいと考え、インターンシップに参加しました。デバイスについてはほとんど知らない状態からのスタートでしたが、書物を読んだり指導員の方に教えていただきながら知識を増やし、様々なサンプルについて測定・考察を行なったり、プログラムを作成して結果を解析したり、解析結果とシミュレーション結果とを比較したりと様々なことを経験させていただきました。実習を通して、企業と大学の研究の違いは ” ビジネス” を念頭に置いているかが大きな違いだと感じました。
    ですが、大学には大学ならではの、企業では企業ならではの研究がなされており、どちらの研究も重要なものには変わりありません。また、研究内容そのものが大学の研究と合致していなくとも、研究のフローや考察の仕方などには大学の研究と似ているところもあり、自分の能力を活かせる部分は必ずあると実感することができました。知らないことを学ぶ楽しさについて再認識できること、研究との両立に悩みながらも、やってみたいと思ったときに一歩踏み出す大切さについて実感できることも長期のインターンシップならではの良さだと思います。この経験を糧とし、卒業後のキャリアを考えるときにも自身の現在の研究内容にとらわれず積極的に新しいことに挑戦していきたいと思います。

  • 専攻・学年 数物科学(物理学) M1
    受入先事業内容 エレクトロニクス関連製品、画像、情報材料事業
    受入期間 2018/10/25〜10/30
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    開発という職種について、実際の業務に近い作業などを通して理解を深めたいと思い参加させていただきました。学年の近いOGの先輩がいらっしゃるということで、普段その方がされているお仕事のお手伝いという形で主に試料の作成、作成した試料の分析といった業務の体験ができました。試料そのものの作成は社員の方とともに行い、工業的な紙作りについて理解を深めることができました。分析では初めて触れる機械ばかりでしたが、使い方を理解し考察まで自分で導くことができたと感じています。他社でのインターンとは違いカリキュラムがあるわけではなく、社員の方々と同じ一日を過ごすということは、社会人となっていくうえで大変貴重な経験だったと感じました。
    実験時の機器誤差の考え方、分析結果から考察する際の着眼点など様々な点で、学生実験との違いを感じました。大学では「なぜそうなるのか」に注目して考察することが多いですが、企業では「この結果は、製品の目的に即しているか」を重点に考察するということを学びました。
    今までこのような視点から実験について考えたことがなかったため、大変新鮮であり、考察を考えることに苦労しました。また一つ一つの実験をいかにスピーディーに効率よくこなす必要があるのかを実感しました。私の場合は大変短い期間でしたが、受け入れてくださる企業様もありますので、長期が難しいとお考えの方も是非相談されてみてください。

  • 専攻・学年 数物科学(数物連携) M1
    受入先事業内容 情報関連事業
    受入期間 2018/11/21〜12/27
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    大学では、理論式ばかり扱っており、自分の研究を現実の世界でも役立てることができるのかを確かめたかったので、参加を希望しました。受け入れ先では、私が大学で扱っているものをベースになるように研究テーマを一緒に模索して下さりました。
    Continuous Attractor Neural Networkを用いた画像の記憶想起は、実際の画像を用いて、連続アトラクタの有意性について確認しました。今回のインターンシップの研究を通して、実際に視覚的にうまく表せたという経験が出来、感動するとともに、大学での研究に対するモチベーションが上がりました。また、大学で の研究は、何かを証明することが目標ですが、企業での研究になると、どのような発展性があるのかを、考えなくてはいけないという当たり前のことを、今回のインターンシップで気付かされました。
     インターンシップに行くことで、大学では経験できない広い世界を経験することができます。働くイメージも持てます。私も最初は、全く畑の違う分野に行くことに不安を感じていましたが、インターンシップが終わる頃には、新しいことに出会えるチャンスを逃さなくて良かったと思いました。大変なことは勿論ありますが、それ以上に得るものは大きいと思います。是非チャレンジしてみてくだ さい。

  • 専攻・学年 化学生物環境学(生物) M1
    受入先事業内容 情報・通信機器; 半導体及び環境事業
    受入期間 2019/1/15〜1/31
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    医療関係の仕事に就きたいと考えていたので、就職活動の前に実際に企業で研究などをしてみたいと思ったためこのインターンに参加することを決めました。参加するにあたっては、大学と企業での研究の違いを見ることや、インターンシップで行った実験で身につけたことを残りの修士での研究に役立てたいと考えました。インターンシップではマウスの細胞を用いてある環境条件の細胞への影響について評価を行いました。大学での研究では細胞培養を行っていなかったので、全て一から教わりましたが、最終的には全ての操作をほぼ一人で行うことが出来ました。
    実験のほとんどが無菌操作でしたが、大学でも行っているにも関わらず出来ていない部分が多く注意されることもありましたが、これはこれからの研究にもとてもためになったと感じました。インターンシップを通して、実験を行う上で基本的なことについて改めて見直すことが出来ました。
    また、目的でもあった企業での研究がどんな風であるのかを実際に自分の肌で感じられ、これからの就職活動の方向性を考える上でとても有意義なものとなりました。研究職に就きたいと考えている方には就職活動の前に企業での研究にふれられる良い機会になると思います。

  • 専攻・学年 数物科学(数学) M1
    受入先事業内容 計測機器事業
    受入期間 2019/1/21〜2/1
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    インターンシップを探す中で知的財産に興味を持ち、数学の考え方を、具体的に知的財産の業務の中でどのように活かすことができるのかを知りたいと思い、こちらに応募しました。
    実際にこれから権利化される発明の特許出願に関する業務や、特許情報の整理・分析という業務に携わらせていただきました。参加する前に想像していた知的財産の仕事のイメージとは違い、開発などの他部署の方や特許事務所の方など、関わる人の多さと業務の幅広さに驚きましたが、たくさんの刺激を受けることができる仕事だと感じました。開発の方へのヒアリングや関連特許から、発明をどのように権利化できるかを考える業務など、「論理的に考える」という数学的思考を活かすことができると感じました。
    また、開発の方に特許の 内容を説明する際、情報を分かりやすくまとめ、それを伝えることの重要性を学び、今後の自分への課題が明確になりました。さらにメーカーを志望するにあたり、一番不安であった製品の技術的な知識不足も、知的財産の業務を通じて理解を深めることができ、知的財産の仕事を就職活動で希望することへの不安を払拭することができました。
    私は自分の研究と違うテーマへの応募に対して、とても不安はありましたが、応募前に大学や受入先企業に 質問・相談することもでき、挑戦を決めることができました。自分の専攻に関わらず、挑戦してみたいと思ったら、ぜひ迷わず大学に相談してみてください。

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