C-ENGINE 研究インターシップ参加者の声
- 参加動機・目標など
- 実施内容など
- 参加してよかったこと
- これから参加する人へ
研究室によって就活に対する方針が異なると思うので、研究 室の先輩を参考にすると良いと思います。
化学生物環境学専攻(化学コース) M1
M.O.さん
京セラ株式会社
2023年9月4日 ~ 2023年9月29日
- 研究室の先輩から研究インターンシップが学びになると聞 いて参加した。企業の研究開発で働くイメージをつかむこと を目標とした。
- ペロブスカイト太陽電池のp層の新材料を用いて、単膜およ び素子を作り特性評価を行った。単膜の特性は予測通りのも のが得られたが、素子特性において予測していなかった結果 が得られたため、そのことについての考察と特性向上策の検 討をし、報告を行った。
- 企業の研究開発について具体的なイメージを持つことがで きた。報告会の資料作りの際に、今後の発表全般で活かせる 論理的思考を学べた。具体的に企業理解ができ、就活に対す る自信がついた。
- 研究室によって就活に対する方針が異なると思うので、研究 室の先輩を参考にすると良いと思います。
より 充実した経験を積むことができると思います。
数物科学専攻 物理学コース M1
S.A.さん
リコー株式会社
2022年8月29日 2022年9月16日
- 技術職として働くイメージを持つ、難しい課題に対して自分の意見を積極的に出すことを目標に参加しました。
- 電子機器の冷却について、新たな装置の性能評価を行い製 品への導入を検討しました。実験装置の改良や評価方法か ら社員の方々と考え、装置の導入で冷却性能が上がることを 確認でき、商品化への可能性を見出せました。
- 理学系の研究では得にくい製品化を視野に入れて研究を進 めるスキルが必要であることを学びました。社員の方々から 仕事のやりがい、困難なことへの対処法など、多くのことを 教えていただけました。
- 働くことに対する漠然としたイメージを明確にすることができ、同時に自分が将来やりたい仕事を見つけるきっかけにも なると思います。
先輩からのメッセージ
研究の原点からキャリアへの導き
宝田 真実
就職活動が本格的に始まり、おそらく就活生にとって一番最初の課題であるESに頭を悩ませてた時、私はキャリア開発支援本部に駆け込みました。そこで自分の取り組んできた研究内容を限られた文字数のなかでどのようにアピールすればよいのかを相談したところ、研究内容を詰め込もうとする前になぜ今の研究をするようになったのかを振り返ってみるようにアドバイスいただきました。そしてコーディネーターさんと研究の原点について振り返ってみると、自分の原動力や着眼点、強みを捉えることができました。そこから、研究を通して培ってきたスキルや学びをどのように仕事に繋げていくのか、というビジョンづくりに繋げることができました。これが就職活動の軸になり、その後の面接対策にも大きく役立てることができました。こうしたお力添えのもと無事、自分が納得のいく就職先が決まりました。そして、就職先が決まったことをずっとお世話になっていたコーディネーターさんに報告した時、自分ごとのように喜んでくださったことが本当に嬉しかったです。このような親身に寄り添ったキャリア開発支援本部のサポートを通して得た経験や学びは、私の中でとても大切なものになりました。
就職活動を振り返って
菊井 春香
就職活動を振り返ると、「就職活動は1人でやるものじゃない」と強く感じます。キャリア開発支援本部の方々にはES添削や面接練習など、大変お世話になりました。就活サイト等だけで自分1人で進めていたら内定を得ることはできなかったと思います。キャリア相談では、自分では分からない強みを見つけてもらったり、何をしたいのかを一緒に考えてもらったりしました。人と話すことで見えてくることも多く、自己理解にも繋がります。また、私は特に面接で苦労しました。1次面接以降に進めず、周囲と自分を比べて落ち込むこともありました。自分がダメだったのではなく、企業との縁がなかったというアドバイスには励まされました。面接の振り返りや練習を重ね、表情や話し方を改善していき、段々と面接に自信をもって挑めるようになりました。そして無事、志望する企業から内定を頂くことができました。キャリア開発支援本部の方々の支えがあったからこそ、最後まで就活をやり切れたと思います。深く御礼申し上げます。
SGCによる充実した博士課程
生活環境科学専攻
池田 祐香さん
潰瘍性大腸炎など様々な疾患モデルマウスを作製し、その炎症緩和に効果的な食品成分の探索とメカニズムの解析を行っています。
私は学部、修士、博士と奈良女子大学にてお世話になりました。合計9年間の中でも、特に博士課程においては、SGCフェローシップの支援もあり、充実した日々を過ごせたと実感しています。進学を決めた際は、同級生の大半が就職し社会人として自立していくこと、進学に伴う費用などに関し、焦りや不安を感じていました。そのような中、SGCによって学費や生活費を援助頂けたことで、それらを大きく払拭することができました。また、研究費を頂けたことも、自分の興味のある研究を行う一助となりました。さらに、博士課程進学の悩みの一つとして、学位取得後の進路に関する不安があるかと思います。これに関しても、メンターチームの先生方やキャリア開発支援本部の方々が親身になって相談に乗ってくださり、様々な場で活躍している先輩方の話を聞く機会や、同じく奈良女子大学で研究に取り組んでいる博士課程の方々との交流の場を設けてくださるなど、多方面からのサポートを頂きました。これらの交流から人脈も広がり、博士課程の友人達とお互い切磋琢磨しながら研究に取り組むことができた充実した3年間であったと痛感しています。